Saab、艦艇に新たな自律航行能力を提供
Saabは、軍事および民間の任務において、海上および海中の艦艇プラットフォームに自律能力を提供する、即時利用可能な自律制御システム、Autonomous Ocean Coreを発表しました。
Autonomous Ocean Coreは、は、船舶に依存しないオープンアーキテクチャ利用の制御システムであり、船舶を自律化し、海上での任務の成功を強化できるように設計されています。船舶の制御を含む基本的な自律性を海上または海中のプラットフォームに提供します。事業者は搭載されている安全機能を失うことなく、継続的に機能を追加することができます。
Autonomous Ocean Coreを統合することにより、無人船舶が、機雷の探知および除去、情報収集、監視、偵察、電子戦などの任務を遂行できるようになります。
このシステムには、任務に応じた操縦のためのさまざまなモードがあり、それぞれが任務の必要性に応じた正確な制御と運用上の柔軟性をサポートします。さらに、このシステムは3種類の方法で動作するよう構成することができ、それぞれが特定の運用上のニーズと安全要件に合わせてカスタマイズされます。
システムは、機能追加の有無にかかわらず、納入後すぐにタスクを実行できるようになっています。安全性が保証されたこのシステムは、Saabの継続的な開発および第三者との協力を通じて、自律化能力を拡大するための強固な基盤を提供します。
「海軍の無人および自律ユニットの開発が進められており、海上での安全保障活動のための能力強化につながっています。Autonomous Ocean Coreは、退屈で、汚く、危険で、コストのかかるものに関する重要な運用を高めることができます。この制御システムは、お客様に戦術的な優位性をもたらし、可用性と効率を高めながら積極的労働力への依存を軽減します」と、Saabの上級副社長兼Kockums事業分野の責任者であるMats Wicksellは述べています。
自律型システムにおけるSaabのリーダーシップには、海底のインフラ、対潜水艦戦訓練、機雷掃海に従事する自律型水上艇(ASV)ならびに潜水艇(AUV)が含まれます。